住 持 の 部 屋

2010

平成28年5月京都へ・博物館、建仁寺の雷神と羅漢

七 窓 庵
の 暦 日

現住の渡辺亮正(月潭)です。晴耕雨読、日々慌ただしく過ごしています。
近辺でおこった諸事を載せたいと思っています。時間が許せば、どうぞ
お付き合い下さい

「楓葉は霜を経て紅なり」

楓は厳しい霜にあわなければきれいに紅葉しない。
まさに「艱難汝を玉にす」である。干し柿も同じである。
井伊家11代藩主の14男直弼も嫡子であった為、
艱難辛苦を経て13代藩主になった。
その間禅、茶、剣、国学など幅広く打ち込んだと云う。
可愛い子には旅をさせろである。ツクヅク思うこの頃である。

10月下旬には写仏展に釈迦如来(左)を出品。
25日には紅葉狩りに新穂高に出かけた。
厳しい寒気にあっているだけに実に見事な紅葉であった。温泉の湯も又格別であった。

新穂高と槍ヶ岳

秋の年中行事には稲沢市の堀田正隆師主宰・YHグループに来ていただき津軽三味線の会を持った。
多くの方々に参加していただき生の三味線を堪能してもらった。

11月には山村御流発生の円照寺(奈良)に出かけ、下旬には
霊場めぐりで5ヶ寺参詣。最後の谷汲山で満願達成。
足掛け4年になったが成就の感は又格別であった。
ドラゴンズも日本一になりメデタシ、メデタシ。

円照寺の全景、障子の紋、法堂額

勝王寺(箕面市)

中山寺(宝塚市)

清荒神(宝塚市)

谷汲山(岐阜)

07' 冬

幽 鳥 弄 真 如

新緑の茂った木々の中より小鳥のさえずりが聞こえてきた。
正に幽鳥が仏の声のようであった。古松の唸りも般若を談づると
言う。後で専門家に尋ねたら幽鳥はどうももずであったよう
である。もずは百舌と書かれるように鳴き真似をするようである。

1月20日に姉弟子の徳信尼和尚が示寂。
何かとよくお世話になっていただけに寂しくなった。
1月23日春光寺にて本葬を執り行う。

2月8日涅槃会のため涅槃図を本堂正面に
かけ供養。

3月10日は本寺である小牧の正眼寺の
開山忌に随喜。その折、国の重文である
誕生仏(右の写真)が里帰りされ併せて法要が
行なわれた。飛鳥時代に作られた8.2cmの金銅仏で最古の誕生仏である。
近くの川から出てきたとか、天皇が献上されたとかいわれは色々あるようだ。

4月初め八開地区の桜祭りに参加。
花の下での抹茶は格別。
下旬には関西花の寺・當麻寺と石光寺
を参詣。

當麻寺とボタン

石光寺・最古の仏頭、  石楠花

08’ 夏

関 南北東西活路通

イチロウが日米通算3000本安打を達成。日本人ではなんと
二人目という。平生の努力の結晶であろう。シーズン中は
仲間より早く球場に入りその日に備え、オフでも休みは数日
のみとか。関を通ればあらゆる道が拓けるの意だが更なる精進で
一段上の活路をイチロウは歩んでいるように思われる。

毎年恒例の花祭りを行う。高学年の子供たちが
境内に咲く花をとり、手つくりの花見堂で釈迦の
誕生を祝い、坐禅やお経を唱えた。

6月初旬には永平寺に参拝後、写真左より那谷寺、明通寺の
三重の塔、神宮寺のお水取りの井戸をそれぞれ訪れた。

少し早かったが紫陽花を見に岩船寺を訪れた。
中の写真は京都、法金剛院の菩提樹の花である。
境内に立ち込めていたなんともいえぬ芳香の元を
尋ねたらこの花であった。弟子の瑞世という儀式の為
に本山永平寺に行ったとき雨の中に煙る夕刻の法堂から
見た山門の写真である。

今夏、月潭の小作品です。

今年の花蓮は少し心配したが昨年より
多く花をつけているようです。
7月の第三土の19日には象鼻杯を楽しむ会を
催した。知人などに多数来て頂いた。

象鼻杯とは中国、魏の時代、240年ごろ鄭公郭が
避暑地で大きな蓮の葉に2〜3升の酒をいれ、
葉の中心に穴を開けて茎と通じさせ、その茎を
象が鼻を上げたように曲げて先から酒を吸い、
回しのみをし、「碧トウ杯」と名つけたものです。
碧はミドリ、トウはツツ、杯はサカズキであり
飲む時の茎の形が象の鼻に似ていることから
象鼻杯と呼ぶようになり、今日、観蓮会等で行われる
ようになった。
(唐の酉陽雑姐、消夏飲酒法より)

’08  秋

一 池 荷 葉 衣 無 尽

(いっちのかようえするにつきるなし)

一つの小さな池の蓮の葉さえあれば着るものは
それで充分、他は何もいらない。食べ物も松のみがあれば
よい。と中国の禅者・大梅法常禅師(唐代)は言っている。
温暖化、食料危機の昨今、真剣にこの語を考えねばと
思うこの頃である。

年の夏は猛暑で蓮田のハスの生育もよく
葉丈も例年より大きく、高かった。
左は一心寺の夏の中庭、右上の写真は
寺前の蓮田風景である。

7月のある日、津島の旧家を訪れた。
今は蕎麦どころ・水鶏庵であり、又古い蔵で紅茶などを
手がけている機石荘として家を維持しつつ営業を
展開されていた。落ち着きのあるどっしりした座敷造り、
テラス付きの洋風のティルーム、見事な佐久石を抱えた
茶室、変った手水鉢などが自己主張をしながら全体的に
素晴らしいハーモニイを醸し出していた。
心に残る日本庭園である。
又、特別に見せていただいた蓮の屏風絵も格別であった。
上の4枚の写真がその一部である。

下は蓮の花びら、葉を活用した夏の料理の一部で
喜想庵(稲沢市)で撮らせて頂いた。8月のメニュである。

9月14日夜余りにも月がきれいだったので山門
を入れて中秋名月を一枚撮った。
が画像を見て反省している
ところです。来期はもっと・・・・・・

’08年読売展作品

`08 . 春

‘08. 冬

秋 露 滴 芙 渠

秋露、芙渠(ふきょ)に滴(したた)る
 
 秋の清い露が蓮の葉に集まり清浄な世界を醸し出している

9月30日より10月3日まで中国・寧波、杭州へ出かけた。
道元禅師修行の地・天童寺と浄慈寺を訪ねる旅であった。
約780年ほど前に24歳で渡宋されたわけだが飛行機とバスで
移動した旅と異なり大変な労苦であった事と思われる。
寧波の入宋の地、修行された天童寺、師の如浄禅師の
浄慈寺を訪れた。
天童寺は永平寺と変わりなく国慶節の為観光客で賑わっていた。
いろんな人との出会いを得て只管に坐禅し悟りを得て正しき仏法を
伝えることだけの使命を持って28歳で帰国されたのであった。
その他、豫園、玉仏寺、阿育王寺、霊陰寺、西湖、西冷印社、
などを訪ねた。彼の地での紹興酒、トンポーロウは格別に美味であった。

11月2日午後は年中行事の
法要を行い、「秋風音楽祭in一心寺」
として岐阜より「wing]のメンバー・
濱島秀行、上地弘恵氏にバァイオリンと
フルートの演奏をして頂いた。
生の音に参詣者一同、時の経つのも忘れ、
有意義な時間であった。

11月下旬に訪れた京都・宝厳院と天龍寺

津市の高田派の専修寺と一心寺のイチヨウの黄葉。

永張寺開祖氏の賛、支部展出品作、釈迦三尊仏画(月潭作)

`09. 春

後夜聞佛法僧鳥

閑林独座草堂暁  三寶之声聞一鳥
一鳥有声人有心  声心雲水倶了了  
 (空海)

坐禅三昧中の明け方、鳥の声が聞こえてきた。まさにそれは
仏の声であった。自然界と一体となった悟境を記した詩偈であると
いえよう。詩吟の会で学んだ一句である。
今春はこの詩をテーマに色んな書展に作品を書くことにした。
日本の書展、槙社分会展には甲骨体で,中日展では隷書体で
半切作品を制作、出品

1月6日は大般若会を修業、2月には田淵俊夫展を
鑑賞。白魚賞味。
3月は上野の都美へ謙慎展を、
帰りに相田みつを美術館による。

白魚料理

みつを美術館

謙慎展作品

一宮へ出品

3月中旬、奈良の浄瑠璃寺へ出かける。
阿弥陀仏と馬酔木にうっとり。

3月下旬には、1253年蘭渓道隆開山の鎌倉・
建長寺へ行く。拾得、夜泊碑の序幕式に参加。
総門、山門、法堂の雲龍画、柏槙、精進料理等。
駅前の円覚寺に寄り帰路につく。

`09  夏

高山流水只貴知音 (こうざんりゅうすいただちいんをたっとぶ)

1月はしいん、2月はぴしり、3月はたふたふ4月はひらひら
5月はさわさわ、6月はしとしと、7月はぎよぎよ、8月はかなかなかな
9月はりりりりり、10月はかさこそ、11月はさくさく、12月はしんしん

と「音の歳時記」にあるそうだ。季節、時の流れの音が
心を澄ませば聞こえるはずだが、これがなかなか聞こえるようで
聞けない。高山、流水の清涼な音、風を聞きたいものである。

5月19日うちわまきの行事の日に出かけた。右は
鑑真の故郷、揚州市から来たケイカの華である

5月下旬には棟方志功の版画作品を見にパラミタ美術館
まであしをのばした。館内の九輪草である。

3月末より5月初めまでかかった
植え替えであったが6月13日頃より
花蓮が咲き始めた。
本堂前の風景

田原市美術館。
鈴木翠軒先生の120年
記念展を鑑賞。

 「後夜仏法僧鳥を聞く」をテーマに書いた三作品

蓮の葉に妙心と書く。

'09   秋 ・冬

葉落帰根    枯木花開劫外春

紅葉の後落葉した葉が地面に落ち根元から再び
木に還り春には青々とした葉に蘇ってくるであろう。
ゆっくり休んで春に備えてほしいものである。

9月初め京都国立博物館へシルクロード展を見学。
その近くの智積院,方広寺を拝観。院の庭園と
方広寺本尊佛、天井画である。

10月には中日書道会一宮支部研修旅行
に参加。紅葉の甲州路、富士五湖へ
出かける。忍野八海の一つである。

11月の行事、秋の永代経にはマリンバ奏者の
葛巻ゆかり氏を招く。約90人ほどの人に
楽しんで頂いた

秋の写佛作品・16羅漢

12月19日初雪の一心寺中庭

男児立志出郷関  学若無成死不環

埋骨豈唯墳墓地  人間到所有青山
 (村松文三)

人間到る所青山あり。つまり人どこで死のうとも郷里には還らない
何処でも青山(墓場)があるから。こういう気概で志、目的に向って
すすみたいものである。

5月下旬 長谷寺 観音画公開

長谷寺へ

戻る

9月 一心寺ハナレ新築祈祷

7月一宮支部展出品作品

千賀法律事務所学生寮(木額)

9月小説「見残しの塔」(久木綾子)の舞台となった山口 浄瑠璃寺(五重塔)を訪問

6月中旬大遣唐使展 奈良国博

雪舟寺   庭、  像

JR湯田温泉駅

山頭火邸(山口市)

平成22年 の 月 潭 作 品

安倍文殊院(奈良) 台座から降りられた文殊菩薩

長岳寺山門

長岳寺庭の紅葉

11月7日ふるさとコンサートOF一心寺
 演奏  viva B&G

(読売展)

(日本の書展)

06年版をカットし、
10年版を掲載

混迷の世界、自然にあっても、人にあっても穏やかで、
平穏な日々が続いてほしいと切望するものである。
どうか、良き年となるように。

走馬西来欲到天
辞家見月両回円
今夜不知何処宿
平沙万里絶人煙

2ヶ月もの間戦場に赴いている作者岑ジンの悲痛な声が聞こえてくる。
見渡す限り人が全くいない状況で、こんな世、社会にしてはならないものと
痛感するこのごろである。

’06年当時のポポ

愛犬ポポが昨年11月に亡くなった。9月に撮影した
遺影です。体調をくずし獣医の先生に診ていただいていたが
飼い主にお別れして静かに旅立ちました。 合掌

初詣を兼ねて袋井の可睡斎を訪問。精進料理を頂き
寒牡丹を鑑賞してきた。

近所の方の世話で新しく仲間入りした
ミックス犬の
沙羅です。よろしく。
平成22年12月生まれで女の子です。

黒田健嗣先生の作品。「愛蓮」
(津島、機石荘で購入)今夏、
花蓮をここに咲かせようとチャレンジの予定

平成23年辛卯 {2011年}

1月16日の雪景色である。沢山の積雪にびっくり。

3月11日大地震発生。物故者の冥福と早い復興を
祈ります。安全神話が崩れた原発の早期解決を
願うものである。管さん、
しっかりしてといいたい。


謙慎展、日本の書展、
中日展作品(月潭)

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